・掃除の前に!使用する洗剤等の説明

 パソコンは色々な材質の部品からなってますから、適宜使用する洗剤を使い分けます。○○用洗剤って何?原液で使うの?薄めるの?と、いった疑問がでると思いますが、ここで一気に説明いたします。

台所用洗剤 ママレモン等の茶碗洗い洗剤。水性のよごれと、ある程度の油性汚れをおとします。原液では使いません。適当に薄めてください。
家庭用洗剤 マジックリン等。必ず規定の濃度に薄めます。水性のよごれと、油性汚れをおとします。
クリーナー オフィスクリーナーやOAクリーナーなど、アルコールや特殊な界面活性剤を含んだ洗浄剤。水性と油性の強い汚れをおとします。ただし、インテリア調デザインのパソコンや銀色パソコンの外面を拭き掃除しようとする場合には、予め見えにくい場所でテストしてください。材質によっては材質表面の状態を変化させてしまうことがあります。ノートパソコンの赤外線信号の送受信窓にも使わないで下さい。
アルコール ここでは100%の消毒用アルコール(エタノール)のこと。水性と油性の強い汚れをおとし、揮発性があるので湿気に弱い箇所の清掃に向きます。水で薄めると揮発性がへるので薄めません。ただし、アクリルなどは表面を溶かしてしまいツヤをなくしてしまいます。殺菌作用があり皮脂も溶かすので長い時間直接触れていると手が荒れることがあります。ちなみに、同じ消毒用でも、オキシドールやマーキュロ等は使えませんし、同じアルコールでも酒は使えませんよ。
シンナー・ベンジン 全く使いません
化学ぞうきん サッサ、ダスキンモップなど、布やモップにつや出し剤などを染み込ませたもの。使いません
ぞうきん 古タオルや手ぬぐいなどから作った普通のぞうきんは、生地が固いので基本的には使いません。下記の不織布を使います。水ぶきするときは、布に近い材質で洗うことの出来る不織布を綺麗にすすいで、固く絞って使います。
不織布 糸から織らず、特殊な作り方で作った布。織っていないのでケバ立ちや糸くずなどが殆ど出ません。紙に近いものから布に近いものまであります。ケバがでないのでガラス製品や電子機器の拭き掃除用にも向き、用意しておくと非常に重宝します。OA用清掃用や使い捨てのメガネ拭きとしても安く売られています。

オススメ:花王クイックルハンドワイパー(取り替えシート)
 取り替えシートを購入し、手袋のように手にはめて拭き掃除すると、細かいところまで掃除できて便利です。(金属部品で手を切らないでね!)化学ぞうきんではないので、油膜がつきません。

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・パソコン・ディスプレイ・周辺機器等のケースの外側

 まず、如何なる機器の場合でも,電源をきり、コンセントを抜きます

 外側の清掃は、基本的には乾いた柔らかい布で軽く拭き取るくらいで十分です。汚れがひどいときは、水または台所用洗剤で湿らせた布を
固くしぼって拭きます。洗剤を使ったときは、汚れが落ちたら水に浸して固く絞った布で洗剤を拭き取ってください。

表面ふきには、シンナーやベンジン(塗装がはげたり、材質を変質させる恐れがあります)、化学ぞうきん(油膜が残ります)は
使わないでください。 台所用洗剤でもダメなくらい汚れがひどい場合には専用クリーナーを使います。

 なお、アルコールやクリーナーを
インテリア調パソコンや銀色パソコン、スケルトン機器で使う場合には、目立たない所でテストしてから使ってください。赤外線送受信窓や半透明のパネルなどはツヤがなくなったり、変色させてしまうことがあるので使わないで下さい。

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・デスクトップパソコン本体

 デスクトップパソコンの場合は、まず外ふたをあけます(ネジがある場合にはなくさないように!)外ふたが合成樹脂製で、なおかつ、ふた自身に特別なスイッチや基盤等がついていない場合には、台所用洗剤をつかって外ふたを水洗いして乾かします。外ふたが金属製であったり、基盤やシールド用の鉄板がついていて水洗い出来ないなら、
パソコン・ディスプレイ・周辺機器等のケースの外側 と同じようにして清掃します。

 蓋をあけた後のパソコンは、まずは掃除機を使ってホコリを吸い込みます。デスクトップパソコンは放冷用ファンがあるために、内部にホコリが吸い込まれ易いので、とても汚れているはずです。ホコリに湿気がたまり基盤がショートして異常動作することもあるので、パソコン内部の清掃は重要です。
 (内部には、電子部品や沢山のケーブルがあるので掃除機を使う時には注意してください。狭い場所に無理やり掃除機の先をこじ入れるようなマネはしてはいけません。 また、CRTディスプレイ一体型のパソコンの場合、内部に高電圧部品があり、電源を切っていても部品が帯電していることがあるので、感電の恐れもあります

 ホコリが多いのは、
通風のスリットやファンのそば、またはCD-ROMやFDドライブなど開閉する部品がある場所です。ファン自身にも酷くホコリがこびりついていますが、こちらは掃除機ではきれいにならないと思います。ファンについたホコリは、掃除機で吸い込みつつ綿棒などでかき出して地道に清掃します。

 ケースの内側の合成樹脂の部分には、放熱時の空気の対流にそって黒いスジ状の汚れがついていることもあります。これは、薄めた家庭用洗剤もしくはクリーナーを染み込ませた布を固くしぼって拭き、次に洗剤を拭き取るために、水洗いして固くしぼった布で拭きます。(ただし、このようなカーボンが固着した汚れは完全には綺麗にならないこともあります)

 なお、パソコン内部のボードやコネクタの接続状態の意味がわかるのなら、それらを一端外して掃除したほうが綺麗になります。ただし、パソコンのハードに強くない人は、
元に戻せなくなる恐れがあるので、ボードや配線などを外すのは諦めてください。

写真:パソコン内部のマザーボード。分解掃除をするには、この写真を見ただけで、どのスロットに何の部品が接続されるか分かるくらいでないと無理。

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・ノートパソコン本体

 ノートパソコンの場合は、外側を掃除したあとは、内蔵バッテリーや内蔵ドライブ、ドッキングベイなどをはずして中のホコリを払ってください。そんな中にホコリが入るはずないと思うでしょうが意外にゴミやホコリが入っていることがあるのです。

 ポインティングデバイスにタッチパッド(フラットポイント)が使われている場合は、まずタッチパッドの隅の部分に溜まったホコリや汚れを楊枝などでやさしく掻きだし、ブラシなどではらいます。指でふれる部分は通常皮脂で汚れていますので、アルコール綿などで軽く拭けばきれいになります。

 液晶画面と、キーボードはそれぞれの項目を参考にできる範囲で掃除してください。


写真:ノートパソコンのタッチパッド

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・キーボード

 キーボードは、ホコリが散らないよう新聞紙をしいた上で,逆さにひっくり返してホコリやゴミを落としてください。続いて最も吸い込み力が少なくなるようにセットした掃除機で、落ちなかったホコリを吸引します。キートップの影に隠れたホコリは、専用のブラシや小さなハケ、花王クイックルハンドワイパーなどで履き出して、吸引します。

 手垢がついている場合、クリーナーを染み込ませ布や、適切な濃度の家庭用洗剤を染み込ませ固くしぼった布で拭きます。オフィスクリーナー等をキーボードに直接塗布するのは、クリーナー液がキーボード内部にたれる可能性があるので危険です。

 キーボードは、ノートパソコンでも、デスクトップパソコンでもキートップを外すことができるので、キートップを外して掃除すると、より細部まで掃除が出来ます。ですが、
やり方が悪いとキーボードを壊すので誰にでもオススメできることではありません。それでもキートップを外すときは、まずは、戻す場所がわからなくならないように、外す前にキー位置をしっかり記録しておいてください。次に、マイナスドライバの先などをキートップの下に差し入れ、優しく持ち上げるように外してください(慣れれば手でも外せます)。Enterキーやスペースキーのような大きなキーは針金のバネや支えが入っているので気をつけましょう。外したキートップを戻す場合はキートップを元の場所に正しく置いてゆっくり上から指で押さえればパチッとハマります。

 キートップは台所用洗剤で洗い、その後よく乾かします。キートップをとった後のキーボードはホコリが沢山でてきますのでブラシでホコリをはらって下さい。掃除機を直接あてて吸い込むと、キーボード上の部品を吸い込むことがあるので避けましょう。デスクトップ用キーボードは、さらに基盤のパターンにまで分解することができますが、細かな部品が膨大になりますので、
元に戻せなくなる可能性もあります。そこまでは分解しないか、分解するなら慎重に記録しながらにして下さい。

写真:ノートパソコンのキートップを外したところ。中心の突起がゴム製の稼動接点部

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・CRTディスプレイ

 ディスプレイ表面には、静電気で沢山のホコリが吸着しています。従って、ディスプレイ表面を清掃することは重要です。

 普段は乾いたやわらかい布などで乾拭するくらいで十分です。ツヤだし剤の含まれていないメガネ拭きやOAワイプクロスのような超微細タイプの不織布を使うのもよいでしょう。(CRTディスプレイ対応でないウェットタイプの不織布やウェットティシューは、成分がブラウン管にスジとなって残ることがあるので使わないでください)

 もっとよく掃除したい場合は、
ブラウン管表面洗浄用の専用のクリーナーを用います。ない場合には、柔らかい布で固くしぼって水ぶきするか、衣類の洗濯に使う柔軟仕上げ剤を適切な濃度に薄めて柔らかな布に染み込ませ、やはり固くしぼってふくのでもよいでしょう。
 窓ガラスなどを拭くためのガラスクリーナーは、製品によっては強力すぎてブラウン管表面のコーティングを剥がしてしまうことがありますから通常は避けてください。パソコンのCRTディスプレイには、蛍光灯の映り込みを防止するノングレア・コーティングや、静電気を防止するコーティングといった処理が施されていることがありますが、これが洗剤で除去されてしまうのです。

 ディスプレイ内部については掃除できません。絶対に中をあけたり触ったりしないで下さい。CRTには高電圧部品があるので感電するおそれがあります。コードを抜いていても、コンデンサに電荷が残っていて
感電することがあります

写真:ARVEL OAワイプクロス 1個20枚 \300
超極細繊維使用のドライタイプの不織布。手垢やたばこのヤニなどをさっとひと拭き。洗濯して再使用もできる。

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